ユメタビが 世界遺産を造る!? |
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The Sanctuary of Truth 〜アジアに隠れた未来の世界遺産〜 |
タイの首都、バンコクから車で2時間ほどの場所にあるビーチ、パタヤ。 ここパタヤはリゾート地として知られるプーケットとは違い、 手軽にいける海として地元の人からも愛されるビーチだ。 パタヤの中心からさらに車に揺られること約30分。 パタヤ湾の北の方、ナクルア湾との間の小さな岬にある それが「The Sanctuary of Truth」だ。 タイのガイドブックでは☆がひとつもない評価の観光地。 実のところ、僕らも期待はしていなかった。 パタヤにきたものの、曇り空だし、海も思ったほどきれいじゃない。 やることに尽きた僕らの苦肉の案で、足を伸ばすことにしたのだった。 山間を車で進んでいると、突如城のような大きな建造物が目に入った。 異様なまでに巨大な建造物。 「すげぇ・・・」 これが僕らのサンクチュアリとの出会いだった。 出会いはいつも突然だ。 一瞬にして二人の目は奪われた。 それもそのはず、この建物は幅100メートル、高さも100メートルあり その全てが木で出来ている。 ガイドブックには「アジアのサグラダファミリア」と称されているが 決してサグラダファミリアに引けをとる代物ではない。 近づいてみると、人は3度驚く。 1つは、その大きさからくる迫力。 2つに、彫刻の一つ一つの精巧さ。 3つに、こんなすごいものが知名度もなく埋もれているという現実。 建物は釘などの金属を一切使っておらず、 全て木組みでなされている。 柱や天井、さらには目に見えにくいところまで、 びっしりと木彫りの彫刻が埋まっている。 この建造物は、実はまだ未完成だ。 元は、車の販売で財をなした一人の富豪が1981年に建築を始め、 彼の死後、現在もなお建築が進んでいるのだ。 建物の中で、特に目を奪われるのは各種神像だ。 神像は仏教、ヒンドゥー教の神々がミックスされた独自の世界観がある。 僕らが訪れたときも、建築が進んでいて、 女性もハンマーとノミで木を削っていることに驚いた。 そのうちの気のいいオバちゃんに交渉し、 僕らも彫らしてもらうことに。 「おぉ!けっこう楽しい!」 はっきり言います。 感動。そして興奮。 全てがここにはあります。 勝手ながら、「ユメタビ世界遺産」に認定したいと思います。 いつの日にかユネスコ世界遺産に認定されますように。 そしたら、僕らも「世界遺産を彫った日本人」となるしね。 |
【旅の情報】 The Sanctuary of Truth 住所:Soi Nakulua 12, Bangramung, Chonburi URL :www.sanctuaryoftruth.com |
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