雪に囲まれた
チェルヴィニア
国境で記念撮影
見渡す限りの雪山
マッターホルンに
交信を試みるコウヘイ
気持ちいい
ゲレンデ
絶景が見える
マッターホルン
の前で記念撮影
空気がうまい
なんだか
癒される
帰りたくない病の大人
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BORDER & BOARDER
〜スノボで越えろ雪の国境〜


人よりも欲求の多い人。それが旅人。

そしてその欲求を貪欲に叶えようとしてしまう。それもまた旅人なのだ。




「ピッツァ食べたーい」と言えばイタリアに行ってしまい、

「海に行きたーい」と言えば紅海に行ってしまう。

「やりたい」じゃない。「やる」んだ。






ここはイタリアのミラノ。

イタリアのなかでも北に位置するミラノは年末になると昼でも寒い。

ボクらは「言ってはいけない言葉」を言ってしまったためミラノにアパートを借りた。






「スノーボードがしたい。」




世界を旅する日本人旅行者を半ば強引に集め、
レンタカーでミラノからチェルヴィニアまで行くことにした。





ミラノから車で3時間程北に走ったところにあるチェルヴィニアという街。

お隣のスイスと国境で面している街だ。



アルプス山脈のど真ん中に位置し、
そのトップにはマッターホルンが鎮座している。らしい。


というのは、下見でチェルヴィニアを訪れたときには
視界ゼロで景色なんか見えやしない。

見えるのはレストランにたむろして
昼からワインを飲む現地スキーインストラクターだけだった。





それがどうだろう。

早朝に眠い目をこすりながら出発をし、
チェルヴィニアに車が着いたときには朝日が見える快晴だった。




空気よし。
視界よし。
モチベーションよし。

暑くも寒くもなく、遠路遥々来たジャポネーゼを快晴の天気が歓迎してくれた。






ここはBreuil-Cerviniaと呼ばれるエリアで、
国際スキー場となっている。

車を降りて、レンタルの板とウェアを借りて



「いくぞーーーーーぉぉぉぉ!!」






ゴンドラで山の上へと登ると
完全にテンションは最高潮。


アルプス山脈が目前に広がり、
日本のゲレンデのように
「コース以外は山。」ではない。

山自体が岩山のようで、岩に積もった雪が
まるで大草原のように広く広く広がる。

谷になったゲレンデは四方を雪山に囲まれ、
山の奥にまた山がある。
まるで、ボクらを山が包み込んでいるかのようだ。




白と青の世界。





やばーーーーい!!

サイコーーーー!!!




ゴンドラからリフトを数回乗り継ぎ

とにかく上へ上へと登ってみる。


すでに標高は
3600メートル



目の前の景色をみて、

ひとたび、鳥肌が立ち、

その後、笑いが止まらなくなる。
(高山病じゃないよ)








リフトを降りると地面に黄色い線がひかれていた。


なにこれ?


えいっ。(みんなでジャンプ)







国境越え。



そう、イタリアからスイスへの国境がゲレンデの中にまたがっているのだ。




これには全員大興奮!!(全員バックパッカー)



「ボードでボーダー越えかよーー」

「バックパック以外のボーダー越えやべーーー」



とまぁ、冷めたヨーロピアンに見られつつも感動を分かち合う。
(彼らには当たり前のことで特別ではないらしい)






さて、滑りますか!



と滑走開始する。



コースは圧雪していないとゲレンデオープンしてはいけないという
国の決まりもあるため、いたって普通。


だ・け・ど、





ゲレンデに人がいねーーーーーー!!!


リフトもほとんど待たずに乗れるし、

リフト自体もイスがソファのようでフカフカ♪



だから





アルプスを貸切しているよう。



めちゃ贅沢だなぁーー










滑ってはとまり、

腰をおろしてアルプスを眺め、

また滑ってはとまり、

マッターホルン凛々しき姿にに酔いしれる。









静かだ。






山には神聖な力があるとよく言われ、
世界各地でも「聖地」「聖なる山」などと言われる山がある。


ここマッターホルンがどうかはわからないが、

こうしてアルプス山脈を見ながら

山に囲まれていると

山の声が聞こえてくるような気がする。


聖なる山は確かにあるんじゃないか。

「山に呼ばれた」という登山家は、確かに聞いたのではないか。






冷たい空気にのって風の音だけが聴こえる。

空を仰いで真っ白な雪に上に寝そべると

ヒコーキ雲が青いキャンパスに線を増やしていく。




山は遠いのに、その存在はとても近い。





ボーダーをスノボで越える。

普段ありえないようなことも
あったりする。


そんなボーダー、越えてみない?





【旅の情報】
バスでCERVINIAにいく場合はミラノからの直通バスになります。
詳しくは
こちらの日記を参照してください。
リフト券の情報も載せています。

僕らはミラノからレンタカーで行きました。僕らのように一日だけの場合は人数集めてレンタカーの方がお徳と思います。
というか僕らはレンタカーでスノボに行くという雰囲気も好きで、Hertzで1日借りました。
小さな車を借りて19時〜翌19時まで1日で約90ユーロ+チェーン7ユーロ+ガソリンが35ユーロかかりました。