ユメタビ　-DIARY- KOHEY

2010年8月22日
成都

はっきり言って中国は嫌いです。

そんな人は結構多いと思う。日本人だから仕方ない。

正直に言うと自分もそうだった。

人種差別と言われても仕方ない。

中国は日本海を挟んで向かいの国。隣国だからこそいろんなNEWS

や情報が入ってくる。また近いからこそ中国人旅行者も目にする事

が多いからこそ余計に嫌な部分が見えてくる。

中国人は五月蝿いし唾や痰を路上に吐き捨てる。日本を非難する

ばかりで自国の非を認めない。プライドが高いだけでたいしたことは

無い。食事の食べ方が汚い。なんでも類似品を作る。きっとまだま

だ嫌なところはあると思う。

しかし自分で足を運んで、見て聞いた中国は少し異なっていた。

親切な中国人がこんなに多いとは思わなかった。こちらの慣れな

い半端な中国語も必死に聞き取ってくれたり、どうにもならない時は

筆談を持ちかけて来てくれる。驚くほど親日家の中国人が多い。さら

に近年では日本製品は中国人のステータスになりつつあるほど人

気らしい。でも類似品は素晴らしい品質で驚いたが・・・。

中国の近代化は年々加速し、大きな都市ではもはや人民服は絶滅

状態にあり、自転車は電動バイクに移り変わり、社会主義国である

ことを忘れさせるほどだ。市民の貧富の差は資本主義国同様、そ

れ以上に差は広がりつつある。この国のどこが社会主義国なのだろ

うか？？

もはや社会主義国としての現状は政治体制だけかもしれない。

あえて言うなれば、ご都合社会主義国というところだろうか。対外的

には１党社会主義を貫きつつ、社会全体は資本主義で回っている

気がする。例をとってみると、滞在中に甘粛省で大規模な土砂災害

があったのだが、まず小錦淘主席が現地の視察及び慰問に訪れて

いる様子や、解放軍が必死に災害救助しています的なNEWSが連

日報道されている。国としては当然の処置であるものの何かおかし

い。四川大地震の際、多くの国が災害救助のため派遣を決めたが

中国側に受け入れを拒否された事例がある。おそらく今回も気にか

かった点はそこだろう。彼らは１党体制を保つために、人民解放軍

の威厳保持のために救助チームの受け入れを拒否しているように

受け取れる。自国民の命よりも、体制維持の方が優先事項なのだ。

この辺が中国が中国たる所以だろう。政治思想が幼稚すぎる。

中国の１党体制が崩壊すればもっとよい国として発展し、近代社会

の中枢をなす先進国に生まれ変わるだろうと思う。まぁ、無理だとは

思うけど・・・。

次に来るときはどんな国になっているか楽しみな国だなー。

　今日は同じゲストハウスに宿泊していたみんなでお別れ会。集ま

った人数総勢１５人！

成都伊勢丹の日式焼肉食べ放題のお店で宴会。もうね、傍から見

たら日本の居酒屋状態・・・。飲むわ喰うわ騒ぐわ。周りの中国人も

若干引き気味。

最後はあまりの騒がしさに、中国人から

「うるさい！」

とクレームを頂きました！！（笑）もうこれを聞いて、さらに大盛り上

がり！

「へっへー！君らもこれぐらいうるさいんだぞー！」

と完全に酔っ払いの日本人。みんな完全に出来上がって宿に戻り

本日はここまで。

では！！

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K-027		中国という国
		CHENGDU／CHINA