ユメタビ　-DIARY- KOHEY

2010年10月28～30日
DELHI

”デリー”

インドの首都。

しかしここはインドであることを思い出して欲しい。

日本人が抱く

首都＝綺麗な場所

なんてわけがない。

そこを悠然と牛が闊歩し・・・

（きっとどこの街行っても同じなんだと思う。）

第７ラウンド

もうそろそろいい頃だろう。

いつもヤラれっ放しじゃ収まりが悪い。

対戦者　オートリクシャの運ちゃん達（４人）

俺「おいおい。ずいぶん暇そうじゃん！」（俺の方が暇・・・）

運ちゃん「おぉ！マイフレンド！どこか行きたいのか？？」

俺「いやー、別にどこも行きたいトコなんてないよ。」

運ちゃん「・・・。」

俺「ねー、暇だから遊ぼーよ。」

運ちゃん「いいぞいいぞ！まぁ立ち話もなんだから、リクシャの中で話

そうぜ！」

（速やかにリクシャに乗り込みしばらく雑談・・・）

俺「ところでさぁー、リクシャ運転していい？？」

運ちゃん「お前運転できるのか？」

俺「ノープロブレム！！」（きっと大丈夫なはず。）

インド人４人を乗せ、俺が運転するリクシャはゆっくりと動き出す。

途中

自転車と衝突しそうになり

牛を紙一重で交わし

信号の位置が分からず信号無視し

車を運転するインド人は怒鳴られ

約１５分近くに及び激走は続いた。

その間、乗車中のンド人達は絶え間なくエールを送り続けてくれた。

「Japanese crazy!!!!!!!!!!!!」

嬉しいじゃないか！！

あのインド人に心底褒めちぎられる感覚。

悪くない。

終始紙一重でスタート地点に戻る。

運ちゃん「なかなかダイナミックな運転するじゃないか！！？」

俺「ね？ノープロブレムだろ？」

運ちゃん「ところで今日は暇か？どうだ？一緒に仕事しよう！！」

まさかのスカウト In india

俺「これから用事あるからムリだ。すまんね！！」

運ちゃん「そうかぁ・・・ノープロブレム！」

俺「かわりに、日本人旅行者の上手な呼び込みを教えるよ！」

運ちゃん「おぉ！教えてくれるのか！！日本人はなかなか乗ってくれな

いんだよ。」

日本人が抱くインド人の悪いイメージを説明する。

すると意外な反応が返ってきた。

運ちゃん「確かに悪いインド人はいる。しかし全てのインド人が悪いん

じゃないんだ。信じてくれ！！俺たちは真面目に仕事しているんだ」

俺「そうだよね・・・。まじめに仕事してる人もいるよね。ごめん。」

心の底から理解しあえた気がした。

俺も先入観から全てのインド人を敵としてみなしていた。

稀に出会う良きインド人こそ、珍しい存在と思っていたがそんなことは

無い。

旅行先だからこそ悪い話は広がりやすい。

人口の多い国だから悪い奴もそれだけいる。

だからこそ被害に遭う旅行者も多い。

インドーーーーーーーー！！！！！

ごめん！！！

俺「じゃぁ日本人をみたら、こう言ってくれ！」

俺「いらっしゃいませーーー！！」

俺「PLS after me !!!」「いらっしゃいませーーー！！」

運ちゃん達「いらっちゃいまちぇー！！！」

もしデリーでこんな声に呼び止められたら、是非彼らのリクシャに乗っ

てあげて欲しい。

彼らは真面目なインド人です。

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K-044		いらっちゃいまちぇー！
		DELHI／INDIA