ちょっと PHOT
世界遺産「黄龍」の川。
ボクの服と同じ色だった。。。
ナイスコーディネイト。。。。
 中国オリジナルキャラクターの
カエルとネコ2匹
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中国の家族愛にはいつもいつも驚かされる。

日本でも家族愛がないわけではない。

しかし、
親戚を含めた家族愛なのだ。



親戚が近くに住んでいるからということもあるだろうが、

電話で一声かければ家の中には10人以上の親族が集まる。

「よし、今日は叔母さんの家に遊びに行こうか!」と

行ってみると、他の親戚もすでに集まっているのだ。



特別な日でもないのに、親戚一同が集まり、

何をするわけでもなく、お茶を飲み、

フルーツを食べ、話をする。





ボクも中国語の覚えた単語をフルに使って会話に挑戦する。

四川の言葉は標準語でなく、いわゆる四川弁。

例えるなら、東京の人が沖縄の人に話をしているようなもんだ。

そのため、わからないこともあるが、

話を進めるうちに伝えられることも多くなってきた。



ご飯の時間になると、親戚一同とテーブルにつき、

豚の骨付き肉にかぶりつく。

中国では鶏肉も豚肉もウサギの肉も骨付きが多い。




ボクが一番よく使う中国語は

こんにちわを表す
「你好(ニイハオ)」

おいしいを表す
「好吃(ハオツー)」だ。


つたない中国語でも、相手に伝わると嬉しい。

相手も一生懸命に理解してくれようとする。





ある日、ボクは中国の伝統行事を目にすることになった。

日本のお盆と似たようなことで、

亡くなった親族が、あの世で苦労せず幸せに暮らせるようにと願う儀式だ。

その日も親戚が12人集まった。



火をおこし、そこに紙で作った洋服やお金を次々と燃やしていく。

風に乗って天に舞った灰は、亡くなった方が喜んでいるんだと言う。

親戚が集まり、亡き親族を思う。

若い人も真剣に取り組み、それが子から孫へと受け継がれていく。


一人だけ混じった外国人のボクだったが、

一家のお父さんがボクにも火をくべろと誘ってくれた。

家族でないボクにも中国の家族の暖かさを感じた。








悪いニュースが多い中国だが、

日本でもニュースなんて悪いことしかとりあげない。

誰が強盗をした。誰が死んだ。誰が捕まった。




日本の11倍も人口がいるんだから、悪い人も11倍。

悪いニュースも多いだろう。

だけど、中国の悪いところばかりみないで欲しいと願う。

考えてみてほしい。

イイ人も日本の11倍いるのだと。


歴史的に日本に一線をおいていた中国も、

いまでは日本を多く受け入れている。

中国で食料品を見ると、

めちゃくちゃな日本語がかかれた

商品がならんでいたりする。

いわゆる「日本ブランド」が根付いていて、

made in Japanが一目置かれている。

そのため、中国で生産しているものも

日本語表記をあえて書いてあったりする。

一見すると消費者をだましていると受け取る人もいると思う。


だけど、見方を変えれば

日本ブランド、日本の商品にそれだけ人気があって、

誰もが認めているということなんじゃないか。




中国が日本を理解しているように、

日本も中国をもっと理解しなければいけないんじゃないの?




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