ちょっと PHOT
ガンガーのガート(沐浴場)
 下水流れ込みポイント付近の若者
 チキン田中の沐浴風景
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カンボジアを出て、タイのバンコクで涙の別れをし、
次に向かったのは強敵インド。

チベット越えという難所をクリアしたのもつかの間、
またしても難所とは、、、。


サディストのボクには正直辛い。





インドのコルカタに飛行機で着陸し、
すぐさまドアミラーのないタクシーに乗り込んだ。

ドアミラーがない。



ドアミラーがあったら確実に人に当たってる。。。

路地の合間を、人の足を踏まないようにすれすれで走っていく車。
人も車も牛も、みんなギリギリで通り過ぎていく。あぶねーって。



インドといえばカレー。

もちろん主食がカレー。

毎日カレー。

子供の頃から大人になるまでカレー。



そう考えるとすげー国だな、インドって。



みんな右手で器用に食べる。

左手はトイレのときにオケツを拭くので、

不浄の左手といわれている。


インターネットカフェに行くと
キーボードの右半分が、やや脂で光っていた。




寝台列車を駆使し、快適にバラナシについた。
駅についてからリキシャと呼ばれる人力車で宿のあるところまで移動する。

走るのは45歳のインド人。
27歳の成人男性2人とバックパック2つで、160kg。
はじめはなんのこれしきと汗だくで走っていたが、
30分すると「アイムタイヤード」と音を上げて降ろされた。





あるとき、日が明ける前からガンジス川を見に行った。
熱心なヒンドゥー教徒がガンガーのガートと呼ばれる
沐浴スポットで沐浴をしていた。

洗濯をしているものもいれば、身体を洗って清めているものもいる。
聖なる川で邪悪なものと油汚れを清めている。


遠くに火葬場が見えた。
良き行いをした人が燃やされている。

野良犬や野良牛が近くをうろつき、
「おこぼれ」がないか探している。
浄化されるその身を前に、泣く人はいなかった。

鼻にかかる焦げた臭いと、牛の糞と香辛料の臭いが混ざり、
決して不快ではなく、不思議と懐かしい匂いがした。


朝のガンガーはとても静かで鳥の声が聞こえるだけだった。
ボートに乗り、川に出てみた。
大きくゆったりとした川の上で、静かさと火葬場の匂いもあり、
イメージの中の「喧騒のインド」とは、
どこか違う場所に来たような錯覚を覚える。




生と死のバナラシ。

ガンガーでの沐浴はインド人もオススメしないので
泣く泣く諦めた。ってかヒヨった。

横を見ると若者が、下水が流れ込むガンガーの水を手ですくい、
口にふくんで口をグチュグチュとゆす・・・・・・飲んだ!!!


川の泥水も、死体の灰も、下水の水も、洗濯の洗剤も
全てを吸収した聖水ガンガー。

それを飲んで超越したインド人。

神に一番近いのはサイババなんかではなくインド人なんじゃねーの?











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