ユメタビ　-DIARY- RYOT

イスラエルから出国をすることになった。
物価以外は案外好きな国だっただけにチョビっと切なさが残るな。

飛行機でラトビアに向かうことにした。
ラトビアはヨーロッパのバルト三国の一角。

ボクらの目指すラトビアの首都リガは
緯度でいえばロシアのモスクワよりも北にあるラトビア。

寒い。間違いなく寒いよね。

もてる防寒セットを総動員してイスラエルの空港に突撃した。

世界一とも取れる鉄壁の入出国管理体制のイスラエル。
やっぱ強敵だわ。

例の如く旅のルートを数人に聞かれ、
冷酷な顔で「オープン！」と我がバックパックを指差す。

こいつら悪魔だ。。。

持っている本を１ページずつ調べ、
寝袋に腕を突っ込み、
折り畳み傘を広げてみて、
バックパックをＸ線に通してみる。

インドで子供にゴリ押しされて買った
タージマハルのスノードームキーホルダーが怪しいと思ったのか
キーホルダーだけさらにＸ線通過。なんでよ。

別室の更衣室付きボディチェックも終わり３時間にも渡る荷物チェック終了。

そんだけやっといて、ライターは見落として持込みできた。アホめ。

リガについた頃にはまだ日も昇らない朝５時で、考えただけでも寒い。
空港を一歩出てみるとダウンジャケットをもろともしない殺人的な寒さ。
いける。死ねるコレ。

もともとイスラエルから急にラトビアに来たのは、
トルコ行きの航空券が経由便の方が安かったからで。
（ラトビア経由がイスラエル出国でも怪しまれる原因だったんだけどね）

なのにそれを知ってか知らずか、リガは寒すぎるじゃないの。

あーーー心折れるーーーー

世界遺産にもされている旧市街をもつリガは
バルト海の真珠とも呼ばれている港町だ。だから寒いんだろ。

旧市街は美しいし、極寒の早朝ということもあって人もいない。
ましてや店も開いてない。

寒すぎてカメラまでも動きが悪くなってる。

ううう

予定外の入国で、ギリギリで集めた情報を元に
旧市街を歩くが、寒すぎて心もポッキリして、
やっと開店したコンビニで１時間居座る。

確実に氷点下だもんよーーエアコン万歳！！

ハンザ同盟時代の街並みが残っていて、
ロマネスク、ゴシック、バロックと建築様式が合わさっているようだが、

それよりも手袋をください。

冬のヨーロッパ寒さ対策の前哨戦にしようかとラトビアを意気込んだが
ＶＴＲを見ただけで不戦敗をしたような敗北感だった。

暖かいところに行きたい。。。

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