preaH・viheaR
〜絶壁の世界遺産〜
アンコールワットで知られるカンボジア。

このカンボジアとタイの国境近くに、この「プレア・ヴィヒア」はある。


人であって、人でなくなる。

それがプレア・ヴィヒアだ。




ボクらも初めは行く気はなかった。

タイの国境に近いため、ボクらが泊まる宿からは、少なくみても片道4時間がかかる。

ましてやガイドブックには☆がひとつもないし、特別興味をもてるようなことも書いてなかった。

さらに、僻地にあるため、地雷原の近くを通らなければならないし、

車をチャーターしていかなくてはならず、お金もかかる。

そんなにまでして行く価値があるのだろうか。





ところがタイで出会った日本人の旅人と会話をしていくうちに

次第に興味がわいてきた。


旅人の青年は言った。

「あれは一度行ってみたほうがいい!3本の指にはいるすごさだ!」と。


ほう、そこまで言い切るのならば言ってみるのも一興か。



こうしてプレア・ヴィヒアにむけて気持ちが前向いたのだった。




顔をあわせた人に片っ端から声をかけて、

「プレア・ヴィヒアへ行き隊」を9人集めることが出来た。


シェムリアップにある日本人宿「タケオゲストハウス」に出入りする

サムナンさんにドライバー兼ガイドをお願いし、無事に出発をした。



出発は朝5時半に集合して、

途中で朝食をとり、プレア・ヴィヒアへは昼12時半につくことが出来た。


サムさんの運転するバンから、ピックアップトラックの荷台に乗り変え、

山をグイグイ登っていく。

ジェットコースターと同じくらいの角度を登っていくもんだから

それだけでテンションもあがるってもんだ。


頂上付近につくと、ピックアップトラックから降ろされ、徒歩で山頂を目指す。

山を登り始めてまもなく、目の前には岩の塊がでてくる。




遺跡だ。


標高はすでに高く(500メートルほど)、空中に漂う遺跡のようだ。


山にある大きな岩を精巧に切り、建てられた遺跡は、

数年前にユネスコ世界遺産登録されたばかりということで、観光客も少なく、

ゆっくりと見てまわることが出来る。


遺跡を山頂の方に進んでいくと、その先にさらに遺跡が続いており、

山頂に向かって縦に長い形になっているのがわかる。


遺跡の中を歩いていると、軍人(タイとの国境なので軍人がいる)が、

「眺めがきれいなポイントはあっちだよ」と教えてくれ、


どれどれと行って見ると



「・・・・・・・・・・!!」




息を呑むどころか、息が止まった。




そこには見渡す限りの地平線が続いていた。


空は広く雲がどこまでも形を成している。

足元を見れば、断崖絶壁の前に広がるカンボジアの森を一望することが出来る。

背の高い建物は無く、どこまでも見ることが出来る。





空と陸の真ん中にボクがいる。


両手を広げて、

ふっと目を閉じてみる。



風の音が聞こえる。



ボクは人ではない。

鳥になったようだ。





※あまり知られていないので是非是非オススメしたい!!
  けど、行って見て欲しい!!という思いから、写真や説明は最小限にしました。
  実際に、行って、見て、感じてほしい場所です!
  ここだけでもカンボジアに行く価値ありです!!

【旅の情報】
<プレア・ヴィヒア>
シェムリアップにあるタケオGHから、サムさんにお願いすれば日曜日につれてってくれます。
他のツアーでも申し込みできますが、サムさんの人柄があって、ここでオススメしたいと思います。
費用はバン1台で180ドルと高額ですが、10人で割れば一人18ドルと考えれば、良いでしょう?
プレアヴィヒアの帰り道に寄り道お願いすれば、行ってくれるかもよ!?

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